ものもらい
私「ものもらい」になりました。
朝起きたら右側のお目目が腫れておりました。
なんか瞼が痛い。
くらいの症状しかないのだか、そもそも「ものもらい」って何だ?
今まで深く考えなかったけど、割りと皆さん詳しいことは知らないんじゃないかなと調べることに。
「ものもらい」の由来
江戸時代に一部地域ではこの「ものもらい」が出来たら他人にお米などの物をもらい食すると治るというようなジンクスが流行ったことが由来のようです。
食べ物に困って栄養不足だった人が患ってしまい、たまたま食べ物を分け与えてもらった後、たまたま治ったみたいなことから広がったんじゃないかなーっと想像を膨らませてみらり。
結局そんなわけないので迷信のような民間療法はなくなり名前だけが広く使われるようになったようです。
ちなみに正式名称は「麦粒腫」(ばくりゅうしゅ)というみたい。
他にも肉の塊ができる「霰粒腫」(さんりゅうしゅ)などの種類もありますが、その総称として用いられる呼称です。
症状は?
瞼の腫れ
痛み
かゆみ
化膿
が主な症状です。
重症化するケースはほとんどないようですが化膿が酷いと切開して膿を出す必要があることも。
失明などに至ることはまず無いようなので、そこはご安心を。
よく勘違いされることとして「ものもらい」という呼称も相まって人から人へ感染すると思われがちですが、基本的には感染することはほぼありません。
ほぼ、と書いたのは伝染病ではないという意味で、元々が雑菌感染によるものなので運が悪ければ移ることもあるということです。
原因は?
単純に不衛生であることが大きな原因のようです。
つまり汚れた手で触ることや、手入れを怠ったコンタクトをつけることなど目に雑菌が入り込むことが原因。
ホルモンバランスが不安定な若い年代に多く、ストレスなどで抵抗力が弱くなっている場合も発症しやすいです。
季節の変わり目や夏場になりやすいというデータもあり、こちらも抵抗力や衛生面の影響が大きいと思われます。
目に雑菌が入らないように清潔にしておきましょうね。
せっかくのイケメン、美人が朝起きたらお岩さんのように瞼が腫れ上がってるかもしれませんよ?
治療について
1~3週間程度で自然治癒することが多いようです。
気を付けなければならないのは患部に触れないこと。
感染が拡がってどえらい姿になってしまいます。
長引く場合や痛みが強い場合、あとは視力低下がある場合には病院にいきましょう。
結膜炎など違う病気が見つかったりするかもしれませんし、先程述べたように切開が必要だったり、抗生物質や軟膏などの薬が必要な場合があります。
まとめ
あまり意識せずに普通に正式名称くらいの感覚だった「ものもらい」という病気。
その由来は何ともバカバカしくも面白い迷信だったんですね。
たぶん人に伝染することから名付けられたと思っていた人も多いのではないかと思います。
いや、まぁ今日妻から「移るから近寄るな」と言われたんですけどね(笑)
皆さん、汚い手で触らないようにしましょう。
そして「ものもらい」を患った人はまぁまぁ気分がブルーですので「お岩さんみたい」とか「誰かに殴られた?」とか弄らないであげて下さいね。
今日の1日1学「ものもらい」でした。