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過呼吸の症状と処置

過呼吸の原因

正式名称は過換気症候群

人の性格や育ってきた環境及び遺伝的体質によって発症しやすい。

引き金となるのは精神的不安や極度の緊張状態であり、呼吸が激しくなることで酸素を多く取り込んでしまい血中の二酸化炭素濃度が低くなり呼吸を司る神経が呼吸を抑制しようとする。
そうすると呼吸がしずらく感じ、より一層緊張状態(危険信号)が起こり更に激しく呼吸をしようとする悪循環に陥ってしまう。


数分足らずで血液はアルカリ性となり血管が収縮するため手足の痺れや痙攣に繋がることが多い。

過呼吸の症状

呼吸困難(息苦しさ)
耳鳴り
ふらつき
眠気
動悸(心拍が異常に早い)
目眩
手足や唇の痺れ
胸痛(圧迫痛)
失神(意識が遠退く)
パニック

などがあり、死に直面した時と同様の身体の緊張状態やパニック状態が異常として発生し、耐えがたい恐怖心を感じる。


過呼吸の処置


極度の不安や緊張状態が原因であるため、まずは落ち着かせることが最優先となる。
特に呼吸を落ち着かせることが重要であるため、意識的にゆっくりと呼吸をさせるよう誘導する。


痙攣に至ると失神したり舌を噛んだりしやすいため救急車を呼ぶ必要がある。
精神的な安心感もあるため救急車を呼んだという事実により緩和する場合もある。


以前は紙袋などを口にあて吐いた息を体内に戻すことで血中の二酸化炭素濃度を上げる方法がポピュラーであったが、コントロールが難しく過度に上昇してしまったり逆にさらに低くなることもあり事故に繋がるケースもあるため最近はあまり推奨されない。


呼吸は吸うことよりも吐くことを意識する。
10秒ほど長く息を吐く。
息を吐く前に2秒ほど息を止める。
などが効果的。
深すぎたり早すぎる深呼吸は逆効果に成り得ることも覚えていた方がいいだろう。


繰り返し発生する場合などには抗不安薬を投与し過度に緊張状態に陥らないようコントロールすることが望ましい。
依存性の強い薬も多いが、繰り返すことで予期不安が起こりやすく治りにくいので早めに受診しておく方がいい。
薬の効果が安定するまで数週間かかるものが多く、途中で中断すると効果は得られない。
尚且つ回復期には薬の量を徐々に減らしていき計画的に中断しないと離脱症状に苦しむことになる。


離脱症状とは正に元々の症状に似た状態となるため再発や重症化に繋がるため気を付けなければならない。
医師と話し合い場合によっては年単位で減らしていくことになるため頭に入れておくことだ。



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