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うつ病かもしれないと感じたらやるべき5つのこと

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1. 親身に対応してくれる病院を探して受診する

うつ病患者の数はすでに100万人を超えていると言われています。
人生の中でうつ病になる確率は10%というデータも。


それだけ多くの人がこころの病を抱えて生きている社会。
地域によっては新患の予約がとれないほど病院や医師が不足しています。


しかし病院(主治医)選びこそが治療と今後の生活を決まる重要なポイントとなりますので決して諦めず信頼できる病院(主治医)を探しましょう。



当然ですが、恥ずかしい気持ちや億劫だからといって受診を先延ばしにしても良いことなどひとつもありません。
むしろ悪化してしまい人生が台無しになることだってあります。
あなたが思っているほど生易しい病気ではないことを肝に銘じて下さい。

2. ストレス要因・発症原因を取り除く

はっきりとした原因がなく慢性的・日常的なストレスがある場合には可能な限り心を安らげる場所や時間を確保しましょう。
この場合は自分の性格や受け取り方にも原因がある場合もありますのでしっかりと見つめ直しポジティブになれるよう意識しましょう。
特に自分を責める癖がある人や責任感が強くまじめな人、心配性な人などは意識的に「どうでもいいや」と開き直り方を身に着けると良いでしょう。



人間関係が原因であれば思い切って関係を断ちましょう。
あなたを受け入れてくれるコミュニティは必ず存在しますので無理に固執することも依存する必要もありません。
いっそのこと引っ越すことでリセットできることもあります。



仕事が原因ならば、まずは休職することをおススメします。
もちろん退職しても構いませんが、その場合は当面の生活費が確保できていることや転職先が決まっている場合が良いでしょう。
そうしないと今度はお金や将来の不安がつきまとい、うつ病が悪化してしまいます。
後述する傷病手当の申請や有休消化を行い、休職することが望ましいです。

3. 必要な手続き・申請の要件を満たす為の準備と行動

どんな手続きや申請が必要になる?

会社を休職するなら
傷病手当の申請をしましょう。(会社原因の場合は労災扱いとなります)
簡単に説明すると、病気やケガで連続して3日間会社を休むと、その4日目以降から
最大1年と半年間まで給料の6~7割程度の手当金が貰える、健康保険協会の制度です。
3日間の待機期間は有給を充当することができます。
ただし事後申請になりますので、月毎などに病気を理由に休業した日数を医師及び会社
から証明して頂く形となるため、振込は翌月か翌々月になります。


会社を退職するなら
失業手当の申請を行いましょう。
ハローワークにて説明会に出席後、7日間の待機期間を経る必要があります。
更に一般的には受給まで3か月間の待機期間を要しますが
病気を理由に退職した場合は診断書と離職理由記載さえあれば1か月に短縮されます。
90日間~の間は給料の6~7割程度の手当金が貰えます。
職業訓練を受講することで延長することも出来、尚且つ資格を得ることも可能です。


働き方の選択肢を増やし、生活の助けが必要なら
障害者手帳の申請も考えましょう。
主治医の診断書にて市の福祉課を通して申請することができます。
税金の免除や各種割引やサービスが適応されます。
障害年金の申請の際、審査結果にも影響があると聞きます。


長く働ける状態でなければ
障害年金は初診から1年と半年経過した時点の医師の診断書が必要になります。
つまり早期に受診を開始し1年半継続して治療を受けることがスムーズに申請する為に
絶対にやっておかなければならない準備となります。
ご自身の発症状況・日常生活・病状など記録しておくと随分申請が楽になります。


年金の支払いに困るなら
年金の全額免除申請を行いましょう。
イメージでは将来貰える金額が丸々減額されると思われているかもしれませんが
実際には一部納付した扱いとなり減額はそれほど大きくはありません。
年金事務所の方も追納するメリットはあまりないとおっしゃっていましたので
数年間程度であれば気にする必要はありません。
むしろ負担を減らして休養に専念し、早期に社会復帰する方がメリットが大きいでしょう。


医療費がかさむようなら
自立支援医療制度・高額療養費制度・医療費確定申告などを併用しましょう。
自立支援医療制度は通院費自体の負担を減らし、高額療養費制度では入院や精密検査による高額支払いに対し
一定の支払い額以上は還付され、医療費確定申告では控除が認められますので税金の負担が軽くなります。


以前の記事でも紹介しており、各手続きの詳細や書面へのリンクも貼ってありますので必要な方は下記記事をご確認下さい。

mikisatoshi.hatenablog.com

4. 両親やパートナーに理解してもらう

同居するご家族がいらっしゃる方にとって、病気を十分に理解してもらうことは必須条件になります。
この理解が不十分なまま休養や治療を行っても改善に至るのは難しいでしょう。
愛するべき人、守るべきものがある人はどうしても罪悪感や焦燥感が強いのです。
場合によっては理解を得られず関係性にヒビが入ってしまったり、共倒れしてしまうことも。


そうならないように病院に付き添って一緒に説明を聞いてもらうなどできるだけ理解してもらう努力をしましょう。
あなたが心置きなく休養できることが双方にとってメリットであることを伝えることや、あなた自身が認識することが重要です。

5. 思考を停止して 食べる・動く・寝る

きっと頭の中はいろんなことでゴチャゴチャしていると思います。それは思考の底なし沼なのです。
足掻けば足掻くほど深みにハマり抜け出せなくなってしまいます。

紹介した項目の1~4をクリアできていれば、ある程度意識的にコントロールできる段階だと思います。
クリアできていない方は『ひとつずつ』処理していくようにして下さい。
そして万が一クリアできなくても、やることをやったのなら一定の受け入れはできているはずですから
同じく意識的に何も考えない時間を作り、この単純な3つの行動を大切にして下さい。

うつ病または一歩手前の状態の時は、この単純動作ができないほど脳が疲れきっています。
ですから逆に意識的に脳を休めて、単純動作をおこなう習慣を取り戻すことで改善へと結びつけていくのです。
そのための準備こそが1~4までの項目であり、この5の項目が改善への一歩です。



私は20年間闘病しながら仕事・家庭を持って生きています。
もしも困ったことがあったら相談して頂ければ微力ながらお力になれるように頑張ります。
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