人生とは?生きる意味が何かわからないアナタへ
生きる意味とは自己実現の積み重ねである
自己実現とは
K.マルクスの概念。人間の合目的な生産活動の過程で,ある対象に働きかけ,それを獲得しながら,人間としての豊かな自己の能力や個性を実現させていこうとするもの。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
人間の最大の目的のひとつが子孫繁栄です。
つまり遺伝子を残し続けることが人にプログラムされた本能であるということ。
では何のために遺伝子を残すのか?
これは単純に種の繁栄と生存競争に勝つためです。
地球という星に天文学的な確率の中で奇跡のように生命が誕生した時から、我々はその尊い命を守り続けているのです。
そこで生存競争に勝つためには優秀な遺伝子を残さなければ成りませんよね。
なので優秀な相手と交配し、優秀な子孫を残すために、自らが優秀になれるよう努力します。
この努力により手に入れる能力・個性・経験こそが自己実現なのです。
人が幸福を感じるのは達成感に満たされた時である
達成、つまり何らかの能力・個性・経験を手に入れた瞬間に幸せを感じているわけです。
それは小さなことでも良く、それを積み重ねていくことで繰り返し幸福を感じることができます。
人は誰しもが幸せになりたいと願いますが、それは例えば大金持ちになるとか夢が叶うとかゴールがあるわけではありません。
むしろそこをゴールにして、それが叶った人ほど生きる意味を見失ってしまう傾向にあることがわかっています。
それは何故かというとゴールにたどり着いたことで自己実現が完了したと勘違いしてしまうことや、本質を見失ってしまっているからなのです。
自己実現にゴールはありません。
生きている限り自己の成長を止めることは(無意識にでも)それ以上の幸せがなく惰性的に幸福度が低下していくのです。
大人の時間感覚と子供の時間感覚は違う
大人になると時間が経つのが早くなったと感じることはありませんか?
実はこれにはちゃんとした理由があるのです。
子供のころをよく思い出してみて下さい。
見るモノ聞くもの触るもの全てが新鮮ではありませんでしたか?
好奇心旺盛で常にワクワクしていませんでしたか?
そう、実はここにヒントが隠されているのです。
例えば大人と子供が同じメニューの食事をしているとしましょう。
大人の場合
✔ おいしいかな? ✔ 食事しよう
✔ どんな味かな? ✔ どうやって作っているんだろう? ✔ これは何だろう? ✔ 色が綺麗だな ✔ 一緒に食べたらどうなるかな?✔ どんな匂いがするのかな? ✔ この魚の名前は何だろう?
このように子供の方が圧倒的に色んなことに興味を持ち、色んなことを考え、学びを得ているのです。
つまり心が動く回数が多いとも捉えることが出来、感情の度合いが強いことで印象も強く残る=時間も密度が高いとも言えます。
そういったことが、単なる同じことの繰り返しとなっている大人と違い時間感覚も変わってくるということなのです。
生きる意味を見失った人(自己実現を止めてしまった人)は、この大人のような状態であると思うのです。
気付かぬうちに過ぎていく時間、感情が置き去りになり、頭だけで合理的に物事を捉えようとするからこそ『生きる意味』を見失ってしまいがち。
ということは、大人である私たちが意識的に自己実現を積み重ねようとするならば
未知への挑戦に対するワクワクやドキドキ、生じる疑問や得られる学び、繰り返し味わう達成感があることでしょう。
すなわち自己実現の積み重ねは『幸福に感じる時間であり生きる意味の本質』であるのです。